審査員紹介

決勝で審査いただく審査員のご紹介です。

レオナルド・ドゥラン・オルギン

メキシコ/トセパン協同組合リーダー

 

メキシコ生まれ。メキシコの国立大学で農業の基礎技術を学んだ後、研究所や非営利団体においてミミズコンポストの普及など有機栽培の基礎となる取り組みを続けるほか、持続可能なコーヒー栽培についての調査も行う。2001年より、プエブラ州クエツァーランに拠点を置くトセパン協同組合にて有機コーヒー等の生産プログラム、流通の顧問を務める。また、2010年よりトセパン協同組合が設立した幼稚園、小中学校の園長および校長を務めている。現在、クエツァーラン地域での鉱山開発の動きに対して、地域の自然と共同体を守るため、地域内の団体と協力して反対活動に取り組みながら、持続可能な発展の重要性を発信している。


フランクリン・ヴァカ

エクアドル/インタグコーヒー生産者協会会長

 

エクアドル、インタグ地方のロサル村に生まれ、家業の農業を営む。

インタグの農村における持続可能な農業技術者として、有機農業の推進に携わる。また、コミュニティ・ツーリズムのプロモーター兼コミュニティツアーガイドとして、インタグのエコツーリズムを促進する。その間、様々な反鉱山開発運動に携わる。

現在、インタグコーヒー生産者協会の会長、インタグ小水力発電プロジェクト、アプエラ地域代表、ロサル村水質保全チーム代表など、インタグの持続可能な発展のための様々なプロジェクトのリーダーとして活躍している。 


シワコーン・オドチャオ(スウェ)

タイ/カレン族・レイジーマンファーム・リーダー

 

 最も美味しいものは、米。もっとも美しいものは、人間。

最も良い香りがするものは、赤子。最も清らかなものは、水。”

(カレン族に伝わる格言)

 

チェンマイから車で1時間、カレン族が暮らすノンタオ村にて、9人兄弟の6番目に生まれる。伝統的な知恵や地域の文化を学びながら育つ。父であり北部カレン族のカリスマ的リーダー、ジョニ・オドチャオとともに、先住民族の権利闘争にも参加。その後、通信課程で修士号獲得。

2009年には、栃木県那須塩原にある学校法人 アジア学院に9か月間短期留学。グローバル化の本質と、土に根差して生きる循環的な農業技術について学ぶ。また国を超えた多くの友人を得た。その時の経験から、共同体を中心とした小規模農業こそが世界の貧困を解決し、誰もが美しい人生を送ることができる持続可能な発展への道だと確信するようになった。

2011年、タイの巨大企業CPコーンの単一栽培プロジェクトが生態系やカレンの文化を破壊すると危機感を抱き、それに対抗するため、「レイジーマンファーム」でコーヒー栽培を始める。アジア学院での知見をもとに、森林農業を村人に教え、カレンの伝統を生かしながら、「地球のために、ゆっくりと」というスローガンを掲げ、有機コーヒーの栽培から、収穫・焙煎、販売までコミュニティビジネスとして展開している。


島村菜津

ノンフィクション作家/日本に初めて「スローフード」を紹介

 

日本におけるスローフード運動の先駆け。長崎県生まれ、福岡県育ち。東京藝術大学美術学部芸術学科卒業。イタリア美術史を専攻。

 

大学在学中にはイタリア美術史を専攻。卒業後にイタリアに留学し、現地での数年間にわたる取材をもとにした著書「スローフードな人生!-イタリアの食卓から始まる」を刊行。 同書は日本で当時ほとんど知られていなかったスローフードを紹介したものであり、以後日本でスローフードが広く知られるようになった。

 

『エクソシストとの対話』- 21世紀国際ノンフィクション大賞(現小学館ノンフィクション大賞)優秀賞。『バール、コーヒー、イタリア人 グローバル化もなんのその』光文社新書、『スローシティ 世界の均質化と闘うイタリアの小さな町』光文社新書 など著書多数。 


深津高子

保育アドバイザー/国際モンテッソーリ協会教師

 

大阪生まれ。父親の仕事のため10代の思春期から20代にかけてNYに住む。ハイスクールの3年間、英語の授業がまったくわからず、その反動で絵やアニメーションなどに興味が傾倒し、視覚によるコミュニケーションやシンボルマークに関心をもつようになる。

その結果、専門はグラフィックデザインとなり、帰国後デザイナーとして仕事を始めたが、人体に害を与えるような食品や粉ジュースのパッケージデザインを大手企業から疑問なく請け負い、売れればよいというデザイン下請け子会社の消費者への無責任な姿勢に怒りと疑念を抱き、辞めてから語学学校の教師となる。

日本語を外国人に教えていた学校で、インドシナ難民キャンプでの日本語教師募集を見て応募する。1981年東南アジアに渡り、3ヶ月滞在の予定が3年間を過ごし、紛争回避の方法を模索中に「平和は子どもから始まる」という言葉に出会う。帰国後は、日本でモンテッソーリ教師の国際資格を取得し、現在も真の子どもの代弁者・通訳者になるべく努力をしている。(マザールより転載)


吉岡淳

カフェスロー代表/元日本ユネスコ協会連盟事務局長

 

日本のスローカフェ運動の草分け。30年間にわたるユネスコ運動をへて、2001年にナマケモノ倶楽部の運動拠点としてカフェスローをオープン。以後「スローカフェ」の普及と人材育成にとりくむ。現在、スローカフェは、大阪、福岡、神戸、長野、横浜に展開。全国からカフェ視察や起業相談、取材が絶えない。

大学やカルチャーセンターでは、 「環境と身体」「平和教育」「人権論」「NPO論」 「ユネスコ世界遺産」等の講座を担当。著書に『カフェがつなぐ地域と世界』(自然食通信社)。ユネスコ時代の94年、当時事務局長だった吉岡さんは、奈良県の東大寺でボブ・ディラン、ボン・ジョヴィ、エルトンジョン、ジョニ・ミッチェル、X JAPANらを招待し、世界文化遺産救済イベントを企画した。このイベントは今もファンの間で語り草である。 


小澤陽祐

ナマケモノ倶楽部共同代表/有限会社スロー代表

 

1976年松戸市生まれ。ナマケモノ倶楽部共同代表。焙煎技師。99年よりスロームーブメントに関わる。2000年7月、スロービジネス第1号として、20代でスロー社を設立。紆余曲折を経ながらも、【オーガニック】【フェアトレード】のコーヒー豆のみを【自社焙煎】することに特化し、着々と卸先・顧客をふやしている。

 

2015年「原発ぬきの電気でコーヒーをつくる」ソーラー焙煎プロジェクト取り組み大きな反響を呼んだ。  

SLOW COFFEE http://slowslowslow.com/


家族とともに

和田彩子

ナマケモノ倶楽部・ウィンドファーム エクアドルスタッフ

 

1975年生まれ。ナマケモノ倶楽部&ウィンドファームのエクアドルスタッフ。1999年2月、第1回エクアドルツアーに参加、エクアドルの自然とその自然を守ろうとしている人々に感銘を受け、2002年より長期滞在 。

エクアドル、環境保全郡コタカチの取り組みや有機生産者、手工芸品に取り組む女性グループ、コミュニティーエコツーリズム等の活動を日本に伝える。スローをキーワードに、5年半かけてソーラーシャワーやコンポストトイレを設置したストローベールハウスを建設。家族で小さな有機農園クリキンディを営みながら、手探りでトライ&エラーを繰り返し手作りの暮らしを模索中。元気いっぱいの12歳、7歳、3歳それぞれのステージの子育て・子育ちに右往左往している三児の母。


中村隆市

株式会社ウインドファーム代表/有限会社ゆっくり堂代表

有限会社有機コーヒー代表/ナマケモノ倶楽部世話人

放射能から子どもを守る企業と市民のネットワーク代表

  

写真は、メキシコで森林農業を広めているトセパン協同組合を訪問したときに、奇跡的に手にとまったハチドリ。